「展示会で自社のブースに多くの来場者を集めたい」「展示会で商品やサービスの魅力を効果的に伝えたい」と、考えている方は多いでしょう。展示会は、来場者の興味を引き、商品の魅力を効果的に伝える絶好の機会です。

そこで今回は、展示会で動画を活用するメリットから、おすすめの動画の種類、制作時のポイントまで詳しく解説します。

展示会で動画を活用するメリットとは

展示会で動画を活用するシーンは年々増加傾向にあり、多くのメリットが期待できます。まずは、展示会で動画を活用することで得られるメリットを５つ、紹介します。

メリット①短時間での情報提供が可能

展示会では、多くの情報が交錯する中で、来場者の注意を集める必要があります。このような場面で、特に効果を発揮するのが「動画」です。静止画や冊子よりも多くの情報を網羅的に提供できるため、来場者の興味を引きつけて、より深い理解につなげる効果を期待できます。

メリット②来場者の目を引きつけやすい

展示会を成功させるためには、来場者の注意を引きつけることが重要です。多くのブースが並ぶ中、動画で視覚と聴覚の両方にアプローチすることで、効果的に関心を引きつけられます。

動画の動きや音楽は来場者の足を止めさせ、興味を持たせるきっかけとなり、商談につながる可能性が高まります。

メリット③会場に持ち込めない商品の紹介もできる

展示会では通常、持ち込んだ商品をアピールしますが、大型製品や危険物など、持ち込みが難しい商品もあります。しかし、動画を使えば、会場に実物を持ち込めない場合でも、魅力を効果的に伝えることが可能です。

例えば、工場にある大型機械の迫力あふれる映像や、ソフトウェアのデモンストレーション動画などを活用することで、来場者の関心を引きつけられます。そのため、動画は展示会でPRできる商品の幅を広げる効果的な手段といえるでしょう。

メリット④展示会の人員削減になる

展示会に動画を導入すると、説明員を減らせるため、人件費の削減が可能です。専門知識が必要な説明も動画に任せれば、担当者は顧客対応に集中でき、質の高い接客と商談を行えます。

また、顧客満足度向上も見込めるため、運営管理の負担軽減にもなり、質の高い展示会を効率的に実現できます。

メリット⑤コンテンツとして残すことができる

展示会での動画活用は、短期的な効果に留まらず、長期的なブランド戦略にも役立ちます。なぜなら、展示会が終わった後も、制作した動画は価値を持ち続けるからです。

動画は従来のパンフレットと違って、オンライン展示会でも活用することが可能です。WebサイトやSNSで配信するなど、展示会後も活用できるため、費用対効果が向上します。

展示会におすすめの動画の種類

展示会で動画を活用するメリットは、来場者の関心を引きつけ、商品の魅力や企業の姿勢を効果的に伝えられる点です。そこで、展示会で特におすすめの動画の種類を紹介し、それぞれの効果を解説します。

商品やサービス紹介の動画

商品やサービス紹介動画は、自社の商品やサービスの魅力について伝える「理解販促動画」です。展示会では、短時間で直感的に魅力を伝えられるので、口頭では説明が難しい情報であっても、効果的に届けられます。また、理解を深めてもらうことで導入のハードルを下げ、商談のスムーズな進行にもつながります。

企業紹介の動画

企業紹介動画とは、自社の魅力を動画で分かりやすく伝える動画です。事業内容や強みをアピールするだけでなく、社員や職場環境を見せることで、企業の雰囲気を具体的に伝えられます。

展示会の来場者への訴求はもちろん、採用活動や自社サイトでも活用できるため、費用対効果の高いPRとして注目されています。

CSR・SDGs動画

企業紹介の動画として、CSR・SDGs動画にも注目が集まっています。

CSR動画とは、企業の社会的責任（CSR）への取り組みを伝える動画のことです。環境保全活動など、文章や画像では伝わりにくい内容を分かりやすく紹介します。

SDGs動画とは、企業がSDGs（持続可能な開発目標）にどのように貢献しているかを紹介する動画です。CSR活動と紐づけて紹介することも可能で、どちらも展示会で上映することで、企業イメージの向上につながります。

ティザー広告の動画

ティザー広告動画とは、発売前の商品やサービスの一部を小出しに見せることで、視聴者の興味を引く短時間の動画です。商品やサービスの認知度を高め、販売開始時の反響を大きくするために活用されます。

展示会では、来場者の興味を引く効果があり、ブースへの誘導を促進します。ティザー広告動画には高品質な映像が求められるため、プロに制作を依頼するのがおすすめです。

展示会用の動画を制作するときのポイント

実際に効果的な動画を作るためには、次の4つの点を押さえておくことが大切です。費用をかけて展示会で流す動画を作るのであれば、「費用対効果」にも注目しましょう。

長さは短くするのがおすすめ

展示会で動画を活用する際に、最も重要なのは「動画の長さ」です。来場者は多くのブースを短時間で回るため、長い動画は敬遠されやすいです。

効果的な動画の長さの目安は、サービスや商品を紹介する動画であれば1分前後、短時間で興味を引くことを目的としたティザー動画であれば15～30秒に収めましょう。

限られた時間で要点を伝え、来場者の印象に残る動画作りを心がけることをおすすめします。

インパクトのある演出で目を引く

展示会で自社ブースに立ち止まってもらうには、動画の「インパクト」が重要です。来場者の目に留まりやすいよう、ただ商品・サービスを流すのではなく、CGを使ったアニメーションや遠くからでも見やすい色使いを意識しましょう。

賑やかな会場では、他社との差別化も重要です。ユニークな演出や自社の強みを活かした動画制作で、来場者の足を止めましょう。

音響やBGMにもこだわる

展示会用の動画は、映像だけでなく、効果的なSEやオリジナル音源を使用することで、来場者に強い印象を与えられます。騒がしい展示会場でも音は伝わりますので、ナレーションやBGMに特に注意を払うことが大切です。動画の音の力でインパクトを出し、視聴者の心に残る体験を提供しましょう。

展示会後にも活用しやすい内容にする

展示会用の動画制作は、イベント後の活用を意識することも重要です。展示会が終了した後も、YouTubeやInstagram、Facebookなどで内容をシェアできるため、視聴者を増やすチャンスが広がります。

このように、制作時には他のシーンでも映える内容であることを意識することで、動画の費用対効果を最大化できます。展示会用の動画制作をプロに依頼することで、イベント後も使えるクオリティの高い動画を制作してもらえるでしょう。

まとめ

展示会で動画を活用すると、短時間で多くの情報を伝えられるため、来場者の目を引きつけて商談につなげやすくなります。展示会での動画は、商品紹介や企業紹介はもちろん、ティザー広告としても効果的です。制作するときは、動画は短く、インパクトのある演出と音響で制作し、展示会後も活用できる内容にしましょう。

クオリティの高い動画を制作したい場合は、プロに任せるのもおすすめです。ジオイメージワークスは、企業やブランドが抱く想いを深く理解して形にしてくれます。