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ストロボ撮影とは?活用方法・製品タイプ・カメラの設定を解説

ストロボ

カメラがシャッターを切るのと同時に瞬間的な光を発することで、明るく鮮明な写真撮影をアシストする「ストロボ」。名前を知っていても、どのような製品があるのか、どのように使うのかを知らない方は多いでしょう。

今回は、ストロボとは何か、どのような場面で使うのかを、製品の種類や使い方とともに紹介します。

 

ストロボとは

ストロボとは、写真を撮影するときに使用する照明器具の名前です。定常光ではなくカメラのシャッターを切る瞬間にのみ発光する、いわゆるフラッシュです。

日光が十分に差し込まない屋内や夕方・夜の撮影では、ストロボを使うことで明るく鮮明な写真を撮影できます。また、閃光時間(発光時間)がごく短いストロボを使えば、高速で動く被写体もぶれずに撮れるため、本格的な写真撮影をするならひとつは持っておきたい機材です。

 

ストロボが活躍する撮影シーン

ストロボは、主に以下のような撮影シーンで活躍します。

〈ストロボが活躍する撮影シーン〉

  • ・屋内での撮影
  • ・夕方や夜の撮影
  • ・雑貨などの物撮り
  • ・イベント中の記念撮影

 

屋内での撮影

屋内は、昼間であっても日光が入りにくく薄暗い場所が多いものです。特に動く被写体を撮るときにはぶれが起きやすくなってしまいますが、ストロボを使えば十分な光量を確保して鮮明な写真を撮れます。

また、被写体に直接光を当てるのではなく、ストロボを天井や壁に向けて反射した光を利用する「バウンス」というテクニックを使えば、小さな子どもやペットの安全にも配慮しながら撮影することが可能です。

夕方や夜の屋外撮影

夕方や夜の屋外撮影は、日光だけで十分な光量を確保することができません。動きがない風景を撮影するときは、三脚などによってカメラを固定してシャッタースピードを遅くすることで対応できますが、人物撮影をする場合にはストロボが必要です。

夜景ポートレート撮影では、「スローシンクロ」というテクニックが多用されます。通常は人物だけにストロボの強い光が当たると背景が暗く写ってしまいますが、シャッタースピードとストロボの閃光時間を低速にして同調発光させると、背景と人物のどちらも明るい写真を撮ることが可能です。

雑貨などの物撮り

雑貨や料理、アクセサリーなどの比較的小さなものを撮るときは、ストロボの光を当てると被写体に存在感を持たせられます。近年ではSNSやフリマサイトなどに掲載する写真を撮る機会が増えていることから、スマホとあわせて使える小型のストロボを所持している方もいます。

イベント中の記念撮影

撮影時の光量を常に一定に調整できるところも、ストロボの大きなメリットです。結婚式などの周辺環境が変化しやすいイベント中の記念撮影では、ストロボを使うことで仕上がりを保てます。

 

主な外付けストロボの種類

外付けストロボは、「クリップオンストロボ」と「大型ストロボ」の2種類に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

クリップオンストロボ

クリップオンストロボは、カメラの上部に取り付けて使う小型のストロボです。大型ストロボよりも安価かつコンパクトで、無線または有線接続すればカメラから取り外して使うこともできる利便性の高さが魅力的です。

ただし、小型であるぶん光量も控えめかつやや不安定で、発光回数に限りがあり、チャージタイム(次に発光するまでの待ち時間)が長いというデメリットがあります。持ち運びのしやすさは求めず、常に一定のライティング環境を保ちたい場合には大型ストロボが採用されています。

大型ストロボ

大型ストロボは、さらに「モノブロックタイプ」と「ジェネレータータイプ」の2種類に分けられます。

両者に共通するメリットは、クリップオンストロボよりも光量が大きく、AC電源で常時電源供給を行うため、発光回数の制限がありません。アンブレラやソフトボックスなどのアクセサリーを併用すれば、光の強さやライティングの雰囲気も細かく調整できます。

ただし、持ち運びがしにくく、照明器具としての性能に優れているため、価格も高いです。クリップオンストロボは1万円以下で購入できるものもあるのに対し、大型ストロボは最低でも10万円ほどから、高額なものは200万円ほどするものもあります。

モノブロックタイプは、ヘッド(発光器)とジェネレーター(蓄電器)が一体化していて、ジェネレータータイプよりはコンパクトです。これらが分離しているジェネレータータイプは、セッティングに手間がかかるため、圧倒的な光量と高速な閃光速度を持っています。

照明器具としての性能レベルやセッティングのしやすさ、価格帯などから、撮影シーンごとにどちらが適しているかを選ぶ必要があります。

 

ストロボを使って写真撮影をする方法

ストロボを使っての写真撮影は、一般的に以下のような手順で行います。

〈ストロボを使って写真撮影をする方法〉

  1. ①被写体の位置・距離間を定める
  2. ②絞り値(F値)を決める
  3. ③シャッタースピードを決める
  4. ④ISOを決める
  5. ⑤撮影する

 

①被写体の位置・距離間を定める

絞り値、シャッタースピード、ISO感度などの撮影設定は、周辺環境や被写体との距離によって変わります。まずは被写体の位置・距離感を定めることが重要です。

②絞り値(F値)を決める

絞り値は、写真の背景のぼかし具合を調整するものです。背景を強くぼかしたいなら絞り値を高く、やわらかくぼかしたいなら低く設定します。絞り値が高いと光を取り込みにくくなり、同じ環境では暗い写真に仕上がる点に注意が必要です。

③シャッタースピードを決める

「1/125」などと表記されるシャッタースピードは、分母の数が大きいほどシャッターが開いてから閉じる(写真を撮影する)までが速くなります。シャッタースピードがストロボの閃光時間よりも速くなると、写真の一部が暗くなってしまうことがあるため、1/125以内に設定しましょう。

④ISOを決める

ISOは、周辺の光をどれだけ取り込むかを決める「感度」の指標です。絞り値とシャッタースピードの設定を踏まえて、ちょうど良い明るさの写真が撮れるように、ISOを調整します。

ただし、あまりにISOが高すぎると写真にノイズが発生しやすくなります。

⑤撮影する

適切な設定が完了したら、「バウンス」や「スローシンクロ」などのテクニックを適宜取り入れながら撮影を行います。

 

まとめ

写真撮影の際に明るさを確保したいときにはストロボが活躍します。特に使用に適しているのは、屋内での撮影や夕方・夜の屋外撮影、物撮りや撮影環境が変わりやすいイベントでの記念撮影などです。本格的な撮影のために光量や閃光速度を追求するなら、大型かつ高価なモノブロックタイプやジェネレータータイプの製品が必要です。

ジオイメージワークスでは、お客様の想いを写真で伝えること・魅力を最大限に引き出すことにこだわり、自社スタジオでの撮影や出張ロケ撮影のご依頼を承っています。40年以上にわたる豊富な経験と専門技術・知識を活用し、ハイクオリティな写真を撮影いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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