2025.05.08
動画広告とは?種類ごとの特徴や作り方・出稿費用をご紹介
YouTubeやTikTokなどのSNS需要が伸びていることから、広告も静止画ではなく、動画に注目が集まっています。しかし、動画広告には複数の種類があるため、どの形態で動画広告を出稿したら良いのか分からず、悩んでしまう企業様は多いでしょう。
そこで今回は、動画広告の種類や特徴、作り方や出稿費用について紹介します。動画広告の出稿を検討している企業様は、ぜひ参考にしてみてください。
動画広告とは?
動画広告とは、その名のとおり動画を使用した広告です。映像と音声で情報を伝えるため、静止画で作られた広告よりもユーザーに多くの情報を伝えられます。
また、動画広告は自社商品やサービスの存在を知らないものの、関連サービスへ興味関心を持っている潜在層へのアプローチ方法としても有効です。
動画広告を出稿できる媒体
動画広告は、以下の媒体に出稿できます。
■動画広告を設置できる媒体
- ・YouTube
- ・X
- ・TikTok
- ・LINE
各媒体は使用するユーザー層が異なるため、動画広告を出稿する際は、広告のターゲット層がメインで使用する媒体に出稿することで、高い広告効果を期待できます。
設置費用の相場
動画広告の費用相場は、各媒体によって以下のように変わります。
■動画広告を設置する際の費用相場
媒体 | 費用相場 |
---|---|
YouTube | ・True Viewインストリーム広告:2円~25円/30秒視聴またはクリック ・True View講義広告:3~20円/クリック ・バンパー広告:400円~1,000円/1,000回表示 ・マストヘッド広告:数百万円/日 |
・4円~100円/クリック ・4~10円/再生 ・500円~3,000円/1,000回表示 ・100円~250円/アプリ1インストール |
|
X | ・24円~200円/クリック ・5~20円/再生 ・400円~650円/1,000回表示 ・40円~100円/フォロー ・40円~100円/エンゲージメント(いいね・シェア・コメントなど) ・100円~250円/アプリ1インストール |
TikTok | ・起動画面広告:500万円/日 ・ハッシュタグチャレンジ広告:1,000万円~2,000万円/2日~6日 ・インフィード広告:42万円~625万円以上 |
LINE | ・24円~200円/クリック ・400円~650円/1,000回表示 |
・100円~200円/クリック ・10円~150円/再生 ・100円~500円/1,000回表示 |
上の表を見ると、TikTok以外の媒体は相場に大きな差がないことが分かります。
TikTokは若年層へ効率よくアピールできる媒体ですが、広告出稿料が高額です。そのため、TikTokを広告媒体に使用したい場合は、動画広告を出稿するのではなく、自社アカウントを作成して宣伝をする方法をおすすめします。
動画広告を出稿する目的
動画広告を出稿する目的は、以下の3つです。
■動画広告を設置する目的
- ・認知の拡大
- ・販売促進
- ・ブランディング
認知の拡大
動画広告はさまざまなSNS媒体に出稿できるため、認知拡大に効果的です。
LINEだけで見ても、月間9,700万人に動画広告を配信できるため、複数のSNS媒体に動画広告を出稿すると、少なくとも月間1万人以上のユーザーへ自社商品やサービスの存在をアピールできます。
販売促進
動画広告は静止画より多くの情報をユーザーに伝えられるので、静止画よりも販売促進効果が高いです。
ユーザーは不安要素が大きいと、商品やサービスに手を出さない傾向にあります。しかし、動画広告なら使用感やテクスチャなど、静止画では伝わりにくい要素もユーザーに伝えられるため、販売促進の目的でも使用されます。
ブランディング
動画広告は静止画や文字だけだと伝わらない要素をユーザーに発信できるため、商品やサービス、ブランドの魅力を効率よく伝えられます。また、動画広告はブランドのストーリー性も伝えられるので、ブランドの好感度を大幅に高めることが可能です。
動画広告の種類
動画広告の種類は、大きく分けて以下の2種類です。
■動画広告の種類
- ・インストリーム広告
- ・アウトストリーム広告
それぞれどのような広告タイプなのか、解説していきます。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、YouTubeなどの動画内で配信される広告です。動画と同じ画面サイズで広告を配信できるため、ユーザーに商品の特徴や魅力を伝えやすい点が魅力です。
インストリーム広告を細かく分類すると、以下の広告に分けられます。
- ・プレロール広告
- ・ミッドロール広告
- ・ポストロール広告
それぞれの広告の内容を、簡単に紹介します。
プレロール広告
プレロール広告とは、動画が始まる前に配信される動画広告です。
プレロール広告は最低5秒間スキップできないので、認知度を上げたい場合に効果的な動画広告といえます。また、ターゲット層を絞って広告を配信できるため、費用対効果が高い点も特徴です。
ミッドロール広告
ミッドロール広告とは、8分以上のYouTube動画の途中に配信される動画広告です。
広告の挿入場所を投稿者が自由に設定できるので、テレビCMのように場面の切り替わりで差し込むと、視聴者の不快感を軽減できます。
ミッドロール広告には以下の種類があるため、利用する場合は最適な配信方法を選びましょう。
- ・スキッパブル広告:5秒でスキップ可能な最大30秒の広告
- ・ノンスキッパブル広告:最大15秒間のスキップ不可能な広告
- ・バンパー広告:最大6秒のスキップ不可能な広告
ポストロール広告
ポストロール広告とは、動画再生後に配信される動画広告です。
ポストロール広告は動画に関連するものを配信すると、コンバージョンする確率が高くなります。ただし、ユーザーは動画を見て満足する可能性があるため、最初の数秒でユーザーの興味関心を惹きつける内容にしなければ離脱されてしまうでしょう。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、動画コンテンツ以外で配信される動画広告です。SNSやWebサイト、アプリの広告枠など、さまざまな場所に出稿できるため、動画コンテンツを利用しないユーザーにもアピールできる点が特徴です。
アウトストリームも、以下3つの広告に分類できます。
- ・インリード広告
- ・インバナー広告
- ・インターステイシャル広告
インリード広告
インリード広告とは、記事やフィードの間に差し込まれる動画広告です。広告の場所までスクロールされると動画が流れ始めるので、ユーザーの目に留まりやすい点が特徴です。
インバナー広告
インバナー広告とは、デスクトップ版Yahoo!の右上など、Webサイトのバナー広告枠に出稿できる動画広告です。コンテンツを視聴していなくても動画がスタートするので、より幅広い層へアピールしたい場合におすすめの出稿方法です。
インターステイシャル広告
インターステイシャル広告とは、画面が切り替わる際に配信される動画広告です。広告はスマホやパソコンの画面中央に大きく表示されるため、ユーザーの視認性が高い点が特徴です。
動画広告の作り方
動画広告は、以下の手順で作ります。
■動画広告の作り方
- 1. 広告を出す目的やターゲットを明確にする
- 2. ターゲットにふさわしい媒体を選ぶ
- 3. 構成を考える
- 4. 効果測定を行って改善をしていく
動画広告は1回作ったら終わりではありません。必ず以下の項目を確認し、効果測定を行いましょう。
- ・再生回数や視聴回数
- ・完全視聴率
- ・再生時間
- ・表示回数
- ・クリック数
- ・コンバージョン率
改善点があればその都度、動画広告の内容や出稿場所などを変更していくことで、効果を上げられます。
動画広告は外注がおすすめ
動画広告は静止画の広告よりメリットの多さが魅力ですが、完成するまでには、構成を考えたり編集をしたりする手間がかかるだけでなく、モデルの手配や機材の準備などのコストもかかります。
また、手間や費用をかけて作った動画広告であったとしても、ユーザーに響かなければ作り損になってしまいかねません。そのため、動画広告は業者に外注するのがおすすめです。
業者は撮影技術が高いだけでなく、これまでの経験からユーザーの心に響く構成の組み立て方を把握しているので、クオリティの高い動画広告を制作してくれます。撮影スタジオやグレードの高い撮影機材を準備できるだけでなく、モデルやメイクアップアーティストなどを手配することも可能です。
お金をかけて動画広告を出稿するのであれば、ハイクオリティな広告を制作してくれる業者へ依頼したほうが、費用対効果を高められます。
まとめ
動画広告は映像や音声で情報を伝えられるため、画像のみで構成される広告よりも、多くの情報をユーザーに伝えられます。
ただし、動画広告を出稿するためにはそれなりに費用がかかるので、出稿費用を無駄にしないためにも、ユーザーの心に刺さるハイクオリティな広告を制作することが重要です。
動画広告は自社で制作することも可能ですが、構成を考えたり、配信機材・モデル・メイクアップアーティストなどを手配する手間や費用がかかったりします。また、手間やコストをかけて制作した動画広告が確実にユーザーの心に響くとは限らないので、広告のクオリティによっては作り損になってしまう可能性があります。
そのため、動画広告を出稿したい場合は、ハイクオリティな動画広告を制作してくれる業者への外注がおすすめです。
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