2025.05.08
ブランディング動画とは?制作のコツや制作会社の選び方、事例をご紹介
ブランディング動画は、他社との差別化や購買意欲の促進、SNSでの拡散に役立つとされているため、注目を集めつつあります。効果的なブランディング動画を制作するには、ポイントを押さえたうえで、自社に適した動画制作会社に依頼しなければなりません。
そこで今回は、ブランディング動画の基礎を解説したうえで、制作のポイントや動画制作会社の選び方、参考となる事例を紹介します。
ブランディング動画とは?
ブランディング動画とは、企業そのものや製品・サービスの認知、イメージアップを図るための動画のことです。企業や製品・サービスに込められた想いを伝え、視聴者の心を動かすことを目的としていて、ブランデッドムービーやブランディングムービーとも呼ばれます。
動画広告との違い
ブランディング動画と動画広告は、目的が異なります。
ブランディング動画は、企業そのものや製品・サービスの認知、イメージアップを目的としていますが、動画広告は製品・サービスの購入や問い合わせを目的としています。そのため、ブランディング動画では、動画広告のように特定の製品・サービスにフォーカスはしません。代わりに、感情に訴えかける演出や、長期的な観点から、企業全体のイメージアップを狙います。
インナーブランディング動画とは?
インナーブランディング動画とは、ブランディング動画の一種であり、企業内に向けて理念や価値観を伝える動画のことです。従業員のモチベーション向上や離職率の低下、採用の強化に役立ち、そのまま企業外へのブランディングに利用できる場合もあります。
ブランディング動画制作のポイント
効果的なブランディング動画を制作するためには、以下のようなポイントを意識する必要があります。
<ブランディング動画制作のポイント>
- ・自社ならではの強みを把握する
- ・共感や感動を意識する
- ・一貫性のあるコンセプトを発信する
自社ならではの強みを把握する
自社ならではの強みを把握しておけば、効果的なブランディング動画を制作できます。
既存のイメージとあまりにも異なるブランディング動画は、視聴者に混乱や抵抗感を抱かせてしまいます。そうなれば、企業のイメージダウンにもつながりかねません。
自社ならではの強みを把握し、それに基づいてブランディング動画を制作すれば、自然と既存のイメージに沿ったものを仕上げられます。他社との差別化も進むため、ブランディング動画の効果をさらに高められるでしょう。
共感や感動を意識する
ブランディング動画を制作するときは、視聴者の共感や感動を得られるように意識しましょう。
企業がただ一方的に主張するような内容では、視聴者からの好意は獲得できません。共感や感動を生んで初めて、好意を持ってもらえたり、拡散したりしてもらえます。
共感や感動を得るため、ブランディング動画では以下のようなテクニックがよく利用されます。
<共感や感動を得るテクニック>
- ・ストーリー性を持たせる
- ・BGMなど細部まで世界観に沿ってこだわる
- ・ターゲット層に近い人物をメインにする
ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
一貫性のあるコンセプトを発信する
媒体を問わず企業が発信するコンセプトをすべて統一しておけば、ブランディング動画により高い効果が見込めます。
企業が発信するコンセプトに媒体による違いがあると、消費者は上手くそれを受け取れません。例えば、ブランディング動画とWebサイトが別々のコンセプトに基づいている場合、消費者は混乱し、どちらも信じきれなくなってしまいます。
また、ブランディング動画にコンセプトと相反する背景や音楽を使うと、それもやはり混乱や違和感、疑問を招きます。ブランディング動画を制作するときは、動画の中・外共に一貫性のあるコンセプトを発信するようにしましょう。
ブランディング動画制作会社の選び方
ブランディング動画を制作する会社は、以下のポイントに注目して選びましょう。
<ブランディング動画制作会社の選び方>
- ・自社に適した実績があるか
- ・コミュニケーションが上手く取れるか
- ・予算に合わせた提案をしてくれるか
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
自社に適した実績があるか
自社に適した実績がある動画制作会社でなければ、効果的なブランディング動画の制作は見込めません。多くの動画制作会社はWebサイトに実績をまとめていますので、そちらを参考に、どこを選ぶかを決めましょう。実績の豊富さはもちろん、テイストが自社に合致するかどうかに注目してください。
コミュニケーションが上手く取れるか
企業が打ち出したい価値や理念を的確に受け止め、スムーズに動画制作を進めるためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。丁寧なヒアリングと具体的なフィードバックをしてくれて、レスポンスの早い動画制作会社を選びましょう。
予算に合わせた提案をしてくれるか
予算が多いほど制作の選択肢は増えますが、予算をかけたとしても良いものになるとは限りません。低予算でもできる演出や撮影、コスト削減を提案してくれる動画制作会社を選べば、予算を守りつつ、良い仕上がりを期待できます。
ブランディング動画の事例
ブランディング動画の参考事例として、以下の3社をご紹介します。
<ブランディング動画の事例>
- ・Apple
- ・東北電力
- ・ソフトバンク
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
Apple
iPhoneやiPad、Macで知られるAppleが1997年に公開したCMです。こちらはCMであるにも関わらず、製品の値段も説明も含まれていません。しかしそれゆえに、「世界に革新をもたらす偉人のための道具を作る」というAppleのブランディングにつながっています。
東北電力
東日本大震災から10年の節目を迎える2021年に、東北電力が公開したブランディング動画です。東日本大震災の被害から、従業員の奮闘により電力が回復していく様子を、感動的に描き出しました。
ソフトバンク
宮川潤一新社長が打ち出したビジョン「社会を、まるごと良くしていこう。」を伝えるブランディング動画です。爽やかな序盤から社会問題をピックアップする重苦しい中盤、前向きな未来を感じさせる終盤へと続き、デジタル技術で世の中を良くしようというビジョンがエモーショナルに伝わる内容に仕上がっています。
まとめ
ブランディング動画とは、企業そのものや製品・サービスの認知、イメージアップを図るための動画のことです。効果的なブランディング動画を制作するには、自社ならではの強みを把握したうえで、一貫したメッセージを、共感や感動が得られる形で打ち出さなければなりません。依頼する動画制作は、望むテイストに似た実績、予算内での提案力があり、円滑にコミュニケーションを取れるところを選びましょう。
ジオイメージワークスは、関東で活動する動画制作会社で、ブランディング動画の制作も行っています。動画はもちろん、動画に関連する各種手配、写真撮影や配信などにも対応していますので、ぜひお気軽にお声がけください。