2025.05.08
イベント動画とは?種類やメリット、作り方のコツ、費用相場を解説
動画視聴が手軽になった現在、イベント動画を活用する企業が増えてきました。そのため、イベント動画の制作を検討していたり、作り方のコツが知りたかったりする企業様は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イベント動画の概要と種類やメリットなどの基本事項から、作り方のコツや費用相場に至るまで、詳しく解説します。効果的なイベント動画を制作するご参考に、ぜひご活用ください。
イベント動画とは?
イベント動画とは、社内に向けた社員総会や周年イベント、社外に向けた展示会やセミナーなど、イベントの中で使われる動画のことです。イベント自体のライブ配信動画やアーカイブ動画も、イベント動画の一部だと考えられています。
イベント動画の種類
イベント動画には、主に以下のような7種類があります。
<イベント動画の種類>
- ・オープニングムービー
- ・アタックムービー
- ・エンディングムービー
- ・ティザームービー
- ・プロモーション動画
- ・デジタルサイネージムービー
- ・セミナー動画
それぞれがどのような動画で、どのような特徴があるのかを解説していきます。
オープニングムービー
オープニングムービーとは、イベントの冒頭で流す動画のことです。
イベント動画の中でもよく使われるものであり、注目を集めたり、没入感や期待感を上げたりする働きを期待できます。カウントダウンや印象的な音を活用し、インパクトのある仕上がりにするのがおすすめです。
アタックムービー
アタックムービーとは、イベントの節目で流す動画のことです。
気分を変え、集中を途切れさせない働きが期待でき、イベントにメリハリをつけられます。そのため、展示会や表彰式など、長時間のイベントでよく使われています。長過ぎたりテンポが悪かったりすると効果が薄れてしまうので、短くテンポ良くまとめましょう。
エンディングムービー
エンディングムービーとは、イベントの最後に流す動画のことです。
イベントを振り返り、成果を確認する効果を期待できるため、満足感の向上や記憶の定着に役立ちます。スタッフロールや補足的な内容の他に、イベント当日の写真や動画を編集したものなども活用されています。
ティザームービー
ティザームービーとは、イベントを告知するための動画のことです。
アピールポイントのみを端的にまとめたものや前回のイベントの様子をまとめたもの、情報を小出しにしていく形式などが使われることが多く、イベントへの興味・関心を高めると共に参加意欲を盛り上げる働きが期待できます。
どの情報をどのタイミングで公開するかが重要になるので、制作前に入念な打ち合わせをしておきましょう。
プロモーション動画
プロモーション動画とは、イベントの良さをアピールし、参加者を募るための動画のことです。
イベントの内容やメリット、ゲスト紹介などが含まれることが多く、集客の効率化が期待できます。申し込み方法や問い合わせ方法、宛先や締め切りなどの情報も、合わせて盛り込んでおきましょう。
デジタルサイネージムービー
デジタルサイネージムービーとは、展示会のブースで流すための動画のことです。
商品やサービスの紹介、活用方法などが含まれることが多く、訪れた顧客の興味を引く働きが期待できます。スタッフが説明しなくても商品やサービスの魅力を伝えられるため、効率的に商談や問い合わせにつなげられます。
セミナー動画
セミナー動画とは、セミナーを録画した動画のことです。
参加者への限定公開、一定期間を経てからの一般公開、有料配信や期間限定の無料配信など、さまざまな活用方法があります。イベントの認知を高めて参加者の理解を深める働きを期待できます。
ただし、無料で広く公開するとセミナー自体の価値が下がる可能性があるため、公開時の料金・範囲は慎重に判断しましょう。
イベント動画を制作するメリット
イベント動画の制作には、以下のようなメリットが見込めます。
<イベント動画を制作するメリット>
- ・参加者の満足度が上がる
- ・長期的に活用できる
- ・環境・コスト面に優れている
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
参加者の満足度が上がる
多くの情報を短時間で伝えられる動画を活用すれば、イベントがより充実したものになり、参加者の満足度の向上が見込めます。
BGMやアニメーションなど、多くの要素を活用できる動画は、画像やテキストよりも多くの情報を短時間で分かりやすく伝えられます。イベントの充実度・参加者の満足度が上がり、商品の購入やサービスへの加入など、次のステップにもつながりやすいでしょう。
長期的に活用できる
イベント動画はイベント以外の目的も含め、イベント終了後も長期的に活用できます。
例えば、イベント終了後に一般公開すれば、話題性を維持し、次回への期待感を高められるでしょう。採用やブランディングなど、イベント以外の目的にも活用できます。
環境・コスト面に優れている
イベント動画を制作する代わりに紙の配布物を減らすことで、環境に配慮すると共に、印刷代を浮かせられます。
例えば、イベントの告知をチラシの代わりにティザームービーやプロモーション動画で行えば、チラシになる紙はもちろん、印刷代や配送代が発生しません。環境に配慮する企業として、参加者や世間一般に好印象を与えることもできるでしょう。
効果的なイベント動画の作り方・コツ
効果的なイベント動画を制作するには、以下のようなコツを意識する必要があります。
<効果的なイベント動画の作り方・コツ>
- ・参加者の目線を意識する
- ・テーマやコンセプトを絞る
- ・インパクトを与える
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
参加者の目線を意識する
参加者の目線を意識すれば、より効果的なイベント動画が制作できます。
主催者は思い入れが強いため、イベント動画に多くの情報を詰め込みたくなるものですが、それでは参加者に満足感を与えることはできません。参加者となるターゲット層を明確にして、それに沿ってイベント動画を制作すれば、イベントの満足度や効果の向上が見込めます。
テーマやコンセプトを絞る
テーマやコンセプトを絞れば、分かりやすく効果的なイベント動画を制作できます。
イベントのテーマやコンセプトは複数にもなり得ますが、イベント動画に多くを詰め込み過ぎると、分かりにくくなったり、一貫性が失われたりする可能性があります。テーマやコンセプトは1~2個程度に絞り、それに沿って内容を決めていくようにしましょう。
インパクトを与える
イベント動画は興味や関心を引くことを主な目的としているため、まずは視聴者にインパクトを与える必要があります。
BGMや編集を工夫して、インパクトを与えられる仕上がりを目指しましょう。自社にそうしたノウハウがない場合は、プロの動画制作会社に依頼するのがおすすめです。
イベント動画制作費用の相場
動画制作にかかる費用は、動画の種類や長さ、スタッフ・機材費・撮影地などによって異なります。あくまでも目安ではありますが、実写動画ならば30〜200万円、アニメーション動画ならば30〜320万円程度です。イベント動画の多くは、50~100万円程度の予算で制作されています。
まとめ
イベント動画とは、イベントの中で使われる動画のことで、オープニングムービーやアタックムービー、エンディングムービーなどの種類があります。参加者の満足度が上がって長期的に活用でき、環境とコスト面に優れているといったメリットが見込めるので、ぜひ積極的に制作を検討してみましょう。
効果的なイベント動画を制作するためには、参加者の目線を意識したうえで、テーマやコンセプトを絞り、BGMや編集でインパクトを与える必要があります。自社にノウハウがない場合は、プロの動画制作会社への依頼がおすすめです。
ジオイメージワークスは、関東で活動する動画制作会社で、イベント動画の制作も行っています。動画の撮影・編集はもちろん、クロマキーやトライキャスターを活用したライブ配信、静止画の撮影や関連サービスの手配まで幅広く対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。